CB900F オイルクーラーホース
 左側エンジンカバーからオイルがにじみ始めたから見て欲しいとの事で久々に入庫したCB、やっぱスペンサーカラーはかっこいいな〜、なんて思いながら各部を見ていると あれっ???

 オーナーのNさんがこのCB900Fを手に入れてすぐに自分で付けたと言うこのオイルクーラーおよそ20年近く経っているらしいのですが、よ〜く見てみるとステンレスメッシュホースの網目に何か付いています。
 汚れかな〜と思いこすってみたら何か柔らかいし全周に亘って付いています。

 なんとこれ、ゴム!え゛〜 ホースを外してみるとなんかホースが柔らかい、、、
 エアロクップのホースってこんなに柔らかくないぞ??ホースとフィッティングを思い切り引っ張ってみたら、なんと抜けました。
 えっ! と思って内側のゴムホースを検証すると、肉厚が薄くなってます。
 つまりゴムが溶けて外側に出た? これは推測なので結論としては書きませんが、エキパイの内側を通したホースが排気熱で炙られゴム部分が柔らかくなり、油圧でホースを膨らませる力によってホースの外側に押し出されている?様です。
 速 ゴミ箱行きとなりました。

 今回はEARL'Sホース、フィッティングで組みます。
 ホースの外側はサーモスリーブという断熱材を巻いています。
 これで少しはマシでしょう。
 ホントはフレイムガード(ファイヤーガード)の方が良さそうなんですが、見た目の好き嫌いがはっきり出てしまう外観なので今回は取りやめです。

 今回の事で改めて思ったのは、幾らステンレスメッシュでも中身はゴムホースなので”ホースは10年使ったら変えよう”です。
 皆さんもご注意ください。

 破断してからでは遅すぎますよ!